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外資コンサル流:誰も教えてくれないビジネス書の読み方3原則。

社会人になると、学生の時以上に自分で勉強していく必要性が高まります。
誰にも強制されるわけではないものの、スキルアップを自ら出来る人と出来ない人で30歳になった際の力に大きな開きが生まれます。
勉強の方法としては、勉強会への参加やセミナーなどもありますが最もコストが低い勉強法が「読書」です。著名人やビジネスのプロ、コンサルタントの方が自分の叡智を惜しみなく本に落としこんでいるわけですから、内容をちゃんと理解するように読んでいけば、高い金額を払ってセミナーなどに参加しなくても効率よく力を伸ばしていけるわけです。

しかし、ビジネス書は小説を読むように読んでいくと非常に効率の悪い勉強方法になります。それにもかかわらず、ビジネス書の読み方を教えてくれる人、確立している人は少ないような気がしています。いろんな読み方はあるとは思いますが、プロジェクトが変わるごとにコンサルティングする会社に関係している本を2~30冊読み込む必要があるコンサルタントが実践しているビジネス書の読み方を解説したいと思います。

-誰も教えてくれないビジネス書の読み方3原則
1.ビジネス書を読む時のスタンスが大切。
2.ビジネス書は全部読まないが鉄則。
3.ビジネス書は何周もすると新しい発見がある。

1.ビジネス書を読むときのスタンスが大切

比較

ビジネス書を読み始めるきっかけってなんでしょうか。実は多くの人が仕事に行き詰まりを感じた時です。それを見かねた上司が、「この本は読むべきだ!読め!」みたいな感じでビジネス書を押し付けてくるパターンが多いのではないでしょうか。
このパターン(画像左)が悲劇の始まりです。相手に押し付けられた本って興味がないことがほとんどなので、手当たり次第に読んでみるしかないのですが多くの場合途中で飽きてしまいます。そして、飽きた本は棚や机の上に置き去りになり、また仕事に行き詰まりを感じて本屋で適当に本を買ったり上司に進められた本にトライします。でも、再び飽きて本は読まなきゃいけないストックの上へ積み上げられていく一方です。

ビジネス書を読む時には、ビジネス書から何を学びたいか、どういうヒントがほしいかという問いが必要です。その問いに答えてくれそうな本を選ぶのが大切で、闇雲になんでも本を読めばいいっていうわけではないんです。答えてくれそうな本を何冊か買い、その中から答えを探して行きましょう。発見できれば、それをメモして仕事に活かすというループを回しましょう!
コンサルタントは、時間がない中で大量に本を読まなければいけません。なので無駄に本を読むことを嫌います。理由もなく本を読むことは苦痛な作業になってしまいますので、読む前に何を得たいのか必ず明確にします。
もし、上司に薦められた書籍があるのであれば、上司が何をそこから学んだのか聞いてみるといいと思います。

2.ビジネス書は全部読まないが鉄則。


5倍読めるぜ

ビジネス書は全部読んではいけません!これは絶対的なルールです。
「読む」というのは何を指すかという点になりますが、しっかり内容を咀嚼して自分の学びにまで消化仕切った状態が「読む」ということだと考えています。字面を読むだけでは文字をなぞっているだけでは「読む」とは言えません。
大変なのが、ビジネス書を1ページ目から順番に全て「読む」ことです。一言一句理解しようとすると一冊読むのにかなりの時間を要してしまいます。あくまでビジネス書を読むときは、一つのアイデアを発見できれば御の字だと思うことで、「読む」ページは全体の約20%くらいで構いません。こうすることで一冊を読むのにかかる時間を短縮できます。
コンサルタントが、コンサルティングをする業界について学ぶときに業界本を数冊読むのですが書いていることはほとんど一緒だったりします。でも、同じものでも違った視点から書かれている内容を発見すると大きなヒントになるので、複数冊読むわけです。もし、全部を読むやり方で同じ業界について解説した本を複数冊読むと非常に効率が悪くなってしまいます。そこで、全体をサッと流し読みして新しい視点に書かれた部分だけしっかりと「読む」方法をとります。
同じ時間で本からの学びを5倍にできますので、読むことに緩急をつけるこの方法をトライしてみてください。

3.ビジネス書は何周もすると新しい発見がある。

何周もする

2番目の原則でも書いた通り、ビジネス書は全体を読むわけではありません。
本を選んだ後は、目次をじっくりと読んでどのページを読むべきか目測をたてましょう。
読むべき項目をサッと流し読みした後に、学びが得られそうなページを精読しましょう。イメージとしては、たてた「問い」に対する回答を探しに行く感じです。
見つかった回答は、必ずメモに書いておくことをオススメします。

コンサルタントは、本で得られたアイデアを5ミリ方眼上で整理します。
整理の方法はカテゴライズ、グラフ化など様々ですが、得られた知識を自分なりに再編集することによって自分の仕事に活かせるイメージがわきます。
ビジネス書は、さらっと読んでしまうと分かった気になるものが多いですが、いざ整理してみようと思うと骨の折れる作業になります。一手間整理というプロセスをいれることによって、知識の定着率があがります。

時間をおいて目次を読んでみると、前回は気にもとめなかった内容が読んでみたいと思うことがあります。
それは、その時点では新しい課題や問いに直面しているために新しい答えがその本から得たくなっているからです。
前回は読んでいない部分を、再度読んでみましょう。新しい知識の定着が得られます。

−まとめ

何にも考えずに闇雲に全部読むというやり方では、ビジネス書から知識を得る効率が悪くなります。
1.問いをたてる。 2.必要なところだけ読む 3.何周か読む の三原則を実践して効率良く知識を吸収してください。

東京大学大学院修士卒、アクセンチュア株式会社の経営コンサルティング本部戦略グループに入社。同社退職後はオーストラリアに永住し、各種事業の責任者をしています。

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