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チームマネジメントに悩む上司に読んで欲しい|メンバーが増えてきたので、チームが上手くいく法則について考察してみた。

チームマネジメント
今、リーダー職やマネジャー職にある人は、「チームマネジメント」で悩んだことが必ずあるのではないでしょうか。僕の場合も幸いに会社が成長する過程でスタッフの数が増えてきたため、チームマネジメントに割く時間が増えてきました。なんせ同じメンバーと新しいメンバーをうまく馴染ませて、強い組織を作っていかなくてはなりません。スタッフを増やすということは簡単なのですが、増やしたスタッフと共にパフォーマンスを上げていくのは容易なことではないです。今回は、この4年間の経験から僕なりのチームマネジメント論について考察してみました。

 

|「チームマネジメント」と思わないと、破綻していくチーム


上司であれ部下であれ、全く新しいメンバーが会社に入ってくることは、既存のメンバーにとってはストレスが掛かります。既存のメンバーは、会社の中の独自ルールや暗黙の了解が分かる【空気が読める】メンバーばかりの関係になっているわけですから、【空気を読めない】(読めるわけがない)新しいスタッフが入ってくることにストレスを覚えます。新しいメンバーが入るのが他人のチームなら対岸の火事なので、心穏やかに過ごしていられるものなのですが、自分のチームに新しいスタッフが入ってきた時のストレスたるや想像を絶します。といっても、皆が仏様のような広い心を持ってさえいれば問題無いわけですが、現実にそううまくいきません。新しいスタッフがうまく溶け込んで、逆に旧来のメンバーが会社を去る選択肢となることだってあるわけです。「チームマネジメント」を理解した上で、新しいスタッフに接していかないと、組織はいつまでたっても成長できないまま、取っ替え引っ替え人が入れ替わっていくだけです。

 

|チーム破綻のケースシナリオ:自己中が報われない法則


偉そうにチームマネジメント論がとか書いちゃいましたが、チームマネジメントはうまくいったことの方が少なく、気を抜いているとすぐにチーム破綻スパイラルにハマる恐ろしいものです。しかも、既存のチームメンバー全員が理解していないと機能しない法則があります。色んなチームマネジメント論がありますが、今回は僕の持論を勝手に展開したいと思います。ちなみにこの持論は、【自己中が報われない法則】と僕の中では勝手に名づけました。

ごく自然に起こりうる直属の新しいスタッフとの関係性

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まず、新しいスタッフは、自分の面倒をみてくれる既存のスタッフ(多くの場合で直属の上司)に対しても、最初は心のバリアがあるものです。既存のスタッフは頑張って新しいスタッフを組織になじませようと時間を使って信頼関係を構築していきます。1ヶ月くらい普通に接していると、新しいスタッフと近い既存スタッフとの間でやり取りが活発になり、新しいスタッフが組織に馴染んだような気がします。

しかし、本当は組織に馴染めているわけではない。

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実は、直接の上司や同僚には心を開いているものの、同じ部内でも普段接していない既存のメンバーには、心のバリアが残ってしまっている状態になります。既存のスタッフからみるとこれは面白く無い状況で、新しいスタッフと仲良くなった直属の上司や同僚と、その他の既存のメンバーの仲に不和が生まれてしまうリスクを秘めています。(多くの場合、ここで社内組織の派閥編成が生まれる)これまで一枚岩だった小さな組織であればあるほど、急速にメンバーを増やし自分たちのグループに取り込もうと一所懸命になるためこのような不和を生み出してしまうことがあります。

なぜ、こうなってしまのうのか?

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自分たちの組織に新しい人を馴染ませようとする時に、新しい人からの尊敬を勝ち取るのは1つのチームマネジメントのやり方の1つでしょう。これを一生懸命直属の上司自身でやろうと思うと、過剰に尊敬を勝ち取ってしまい、会社に対する愛着や他のメンバーへの馴染ませ方などがおろそかになってしまうことがあります。しかも、自分でする自慢話を相手に刺さらないものはないので、ついつい過剰になります。また、他の既存のメンバーの悪口などを言って仲良くなる技を使った日には悲劇を生む種をまいてしまいます。自分の尊敬や信頼関係だけを集めようとする【自己中】状態になってしまうと、結果自分が損をするハメになります。

 

|理想的な信頼関係構築の方法


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理想的な信頼関係の構築方法は、上の図の通り、直属の上司や同僚から他のメンバーや会社自体の「良いところ」を新しいメンバーに伝え続けてあげることです。普通にやっていても普段接する部下との信頼関係は築くことはできますので、あえて自分の信頼を直接取ろうとするのではなく、既存のメンバーに対して新しいメンバーが信頼や尊敬をもってもらえるように狙いを変えてみるといいでしょう。これは他人の「悪いこと」は広まりやすいということに対して、「良いこと」は意識的に伝えていかないと相手に伝わりにくいことも考慮できます。また、自分の信頼・尊敬も自分自身で勝ち取るよりも、誰か他の人が「良いこと」を伝えてくれる方が楽に勝ち取ることができます。既存のメンバー全員がこの発想を持って、新しいメンバーに接するようにすると、理想的なチームマネジメントができるのではないでしょうか。

東京大学大学院修士卒、アクセンチュア株式会社の経営コンサルティング本部戦略グループに入社。同社退職後はオーストラリアに永住し、各種事業の責任者をしています。

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