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起業(主にスタートアップ)を進路にするためのヒント

バブル崩壊が起こってから、日本はベンチャーブームに突入したものの再びITバブルが崩壊して起業文化が進んだのか進んでないのか分からない状態が長く続いたと思います。
実際に2009年に東京大学のアントレプレナー道場に参加した時、名だたるメンターの人からのフィードバックは結構厳しいものがありました。(テーマがバイオベンチャー寄りだったっていうのもありましたが。)

紆余曲折あって、昨年あたりから孫泰蔵さんなどの先見の明ある方達からリーンスタートアップという形を世に広げ、再びスタートアップを志す人が増えて来ているのではないかと肌で感じています。

僕自身は、親の事業を引き継ぐのをきっかけに経営の道に入っていますが、スタートアップをしているんだという気持ちで事業に取り組んでいます。中小企業の事業とスタートアップをしようという間の中で感じたスタートアップという進路について今回はまとめてみました。

■ヒント① 社長がやりたいの?事業がやりたいの?
将来は起業したいんです!っていう学生にぶつける質問No.1だったりしますが、これは大事な問いだと思います。
社長ってぶっちゃけ、凄くつまらない仕事です。社内PMOと、金の手配と営業、そして問題収拾が主な仕事です。
どれも相当ストレスフルな仕事で、とても新しいサービスを作ることに全力投球できる役職ではありません。
株式比率とか、リーダーシップとかチームの構成とかで社長を決めるだけであって、社長がやりたいからスタートアップは大きな間違いです。
社長がやりたくて起業する人は、本当にもったいない。優秀なチームを組むことを優先すれば、成功するスタートアップはもっと増えるはずだと思います。

■ヒント② 必ず成功するスタートアップを目指さない
失敗をしようと思っているスタートアップなんてありません。
ただ、必ず成功しようという熱意は大事ですが、そこにばっかり囚われていてはダメかと思います。
リーンスタートアップという言葉通り、失敗してもいいわけで全力投球して自分たちが思い描いているサービスを実現させることが大切だと思います。そのために、素晴らしい投資家を見つけてサービスリリースに集中できるようにすべきであって、必ず成功する事業モデルを探すことに時間をかけすぎるべきではありません。方向性が固まったら、後は走りながら修正を繰り返してサービスを練り上げていく他、他社を超えるサービスなんて実現できません。
失敗しても次にチャレンジする。そうすれば成功の果実を手にすることができるかもしれません。

■ヒント③ 常に全力投球する情熱をもて
所謂、大手企業の社内起業が失敗する要因は何かと考えた時に、私の仮説は大手企業の就労体系にあると思っています。
社内企業とはいえ、大企業。労使があり就労規則がありと、とてもスタートアップと比較してがむしゃらに働ける環境ではありません。
寝る間を惜しんでも働きたいと思っても働くのは難しいのが現状です。
※とはいえ、健康は大切なのでスタートアップの人は気をつけましょう。
皆でワイワイガヤガヤと苦境を楽しみながら、議論してサービス作ってというのは楽しいし、それを楽しめるチームだったら本当に良いものが生まれます。そして働きたくない時は徹底的に働かない。それがスタートアップの働き方ではないでしょうか。

最後に。
私は、どちらかと言うと学生が直接スタートアップするのは進めません。一旦、社会に出て成熟した企業の中で頑張って見ることも多くのことを学べます。一番は、社会常識が学べることです。社会常識に染まれと言っているのではなく、見ておけということです。自分が入った企業で頑張り、そして自分の人生をチャレンジに振り向けるか、企業の中で頑張るかを天秤にかけて下さい。そこでじっくりと考えてみることが、スタートアップでの意気込みの違いにも影響すると思っています。

東京大学大学院修士卒、アクセンチュア株式会社の経営コンサルティング本部戦略グループに入社。同社退職後はオーストラリアに永住し、各種事業の責任者をしています。

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